優しくしないで

優しく「何かあればいつでも手伝うことは出来るから」
と、彼は言います。

そして実際に、私がバタバタと忙しくしているのに気がついて彼は手を貸してくれるのです。
それはとても嬉しいことではありましたが
とても苦しいことでもありました。

私は彼のことを好きになり始めていたのです。
けれど、彼の過去の話を聞いていましたし
恋愛をするつもりは無くて、一生「過去の彼女」を思って生きて行くという強い意志がありました。

彼女とはもう会えないようではありますが
だからこそ思いが強くなっていくのだろうと思いました。
神格化した彼女に私が太刀打ちできるはずありませんよね(苦笑)

彼は私にとても優しくしてくれて、その中に好意のようなものをかんじる瞬間もありました。
・・・ただの驕りかもしれませんが。
苦しいといいつつも、彼と会い続けていたのは彼のことが好きだからでした。
実らない恋だと思っても側にいたかったのです。

しかし私にも限界は来ました。
彼と付き合いたいと強く思うようになってしまったのです。
そして告白をしました。彼は勿論「ごめん」と言いました。
それからこう続けました
今まで通りなら関係は続けていけるからさ」と。

私はその状況が苦しかったのです(苦笑)
「もう、優しくしてくれなくて大丈夫だから」
そういって彼との関係を終わらせたのです。